ソーシャルビューティフォト メイクから撮影までをすべてトータルで行います

土曜日 14:50分

紺色のコートに白髪。紫色のメッシュを入れた女性が小走りに休日の郵便局へ入って来られました。

息を切らして

「ごめんなさい💦うっかり遅くなっちゃって」

  

  

思わず

「なんて綺麗な髪色なんでしょう」

と言葉が出てしまいます。

コートの中は綺麗なシャーベットオレンジ色のスカーフに白いブラウス、パステルカラーのデザインされたジャケット。

  

息を弾ませて入ってきた女性は

93歳

 

「素敵な髪色ですね」とお声かけすると

「写真撮影するから、午前中に美容院に行ってきたの♪」

「美容院の人にも出来上がったら見せてあげる約束したの!」

と茶目っ気たっぷりにお話しされます。

 

郵便局写真館は当日まで知っている情報はお名前と電話番号のみ。

写真撮影に年齢は関係ないし、どの年齢の女性もみんな女性だから。

 

会話の途中でご自分から

「93歳だからそろそろ遺影を準備しなくちゃいけないと思って」

と年齢を聞いてびっくり。

  

写真を撮るなら綺麗な写真を残したいと思うのは、年齢関係ないんです。

最高の自分の写真を残したいから美容院へも行っちゃう。

  

  

前日に「楽しみにしているの。」とお電話をいただいた女性は

86歳

  

「この日のために、しばらく買っていなかったお洋服を買いに行ってきたの。

閉店セールで半額だったのよ。」

 

とカラシ色のインナーに紺色のジャケット

パールのネックレスとお揃いの指輪

  

「メガネを新調したけれど間に合わなかったのよ〜。」

 

と少し悔しそうに笑いながらお話しされます。

 

  

  

「思いっっきり女優みたいにして下さい」

と恥ずかしそうにお話しされた女性は

65歳

長い髪をヘアドネーションに出す前に写真を撮りたかったと。

 

綺麗に巻いたロングヘア

サーキュレーター使ってロングの髪をなびかせ

女優ごっこをみんなで楽しみます。

普段とは違う自分にとても嬉しそうでした。

 

 

間違えて違う郵便局に行ってしまった

86歳と83歳のお友達同士

 

局長さんがお迎えに行ってくれました。(ありがとうございました!)

結構な距離を歩いてきているはずなのに。

元気いっぱい。

ジャケットに合わせて持って来られたコサージュを一緒に選びます。

お互いにお互いの写真を褒め合って楽しそう。

ツーショット写真を撮るときのポジション決めの時は

「私は体型が隠れるから後ろがいいわ」

とはしゃぐ女子。

 

 

脊柱管狭窄症の手術で松葉つえで来られた女性は

70歳

品のいい紺のワンピースを褒めると

「本当は違う洋服で撮影するつもりだったんだけど、コロナで3キロ太っちゃっって着られなくなっちゃったのよ〜。」

とやっぱり何日も前からこの日を楽しみにしていてくれたことが伺えます。

「今日は主人には内緒で来たの。髪の毛を切っても気づかない人なのよ。今日は気づいてくれるかしら。」

旦那様との仲の良さが伺えて、ほっこりします。

なぜか撮影中は痛みもなく、松葉杖なしでスタスタと歩かれ、ポージングもしっかり出来ちゃうのです。

松葉杖、忘れて帰ってしまいそうな勢いでした。(笑)

  

  

最近の大人女子は若い。

本当に若い。

 

年齢だけで判断してはいけないと本当に感じます。

 

そして最近の大人女子がみんな口を揃えて言うのは

 

「コロナで色々なところに行かれなくなって、楽しみがなくなった。」

 

と言うこと。

 

ウキウキが行動を変える。

 

コロナだから出来ないではなくて

今の現状でウキウキすることを作っていかれるように・・・

この、元気で明るい大人女子達にいつまでも楽しく生活してもらえるために

私に何ができるか

 

考えただけでもウキウキする(笑)

 

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