ソーシャルビューティフォト メイクから撮影までをすべてトータルで行います

私が初めてカメラを手にしたのは40歳を過ぎてからでした。

仕事人間で趣味もなく、何か趣味を持ちたかったからでした。

カメラ持って歩いていることで満足でした。

 

当時、私は介護施設で働きながら高齢者にメイクやネイルなどの美容を楽しんでもらう活動をしていました。そこで

「綺麗になった姿をカメラで撮影してあげたら喜んでくれるかな」

という軽い気持ちで、カメラを趣味にしようと決めたのです。

初めて手にしたカメラは中古のNikonD60 

買ったはいいけど、まあわからない。。。

ちっとも思うように撮れない。

本も何冊か買ったけど、何を言っているんんだかちんぷんかんぷんで

「きっとカメラが古いから、いい写真が撮れないんだ!」

当時使っていたNikon D60

自分の無知をカメラのせいにしたワタシは、NikonD5500 を購入しました。

色々なモードがあったので、カメラの機能におまかせで写真を撮っていました。

絞り?シャッタースピード?ISO感度??

「そんなもの知らなくてもカメラの機能にお任せしてシャッター押せば、そこそこ撮れるじゃん!」

何を撮りたいのかもわからない頃・・・。

  

写真に楽しさを見出せす、徐々にカメラを使う機会が減ってきました。

そんな中、とある人物とご縁があり、カメラを学ぶことになったのでした。(西本喜美子さん西本和民さん)

始めてお会いした日の1枚 左:西本喜美子さん

  

そしてその講座でストロボ撮影の授業を受けた私は

 

「ストロボ使ったらこんなに綺麗に撮れるんだ!」

 

と衝撃を受けました。

 

「施設のおばあちゃんたちにこんな写真を撮ってあげたら絶対喜んでくれる!」

 

たった1日の講座でそう思ってしまった私は

速攻、激安のストロボを購入するのです。(ストロボ3個、スタンド3本セットで9800円!)

会社にも

「ストロボセットを買ってくれたら、素晴らしい写真が撮れるんだ!」

とゴリ押しして購入させてしまいます。

 

さて困った・・・。

1回しか習ってないストロボ撮影

設定もわからない。。。原理もわからない。

でも、会社の経費でストロボ買わせちゃった。

「素晴らしい写真が撮れる!」なんて大見え切っちゃった💦

イベントは数週間後に決まっている。

焦った私は、大慌てで恩師のいる熊本まで飛び、取り合えず当日の環境を伝え、その場だけの設定を教えてもらいなんとかイベントを乗り切るのでした。

でもやっぱりまだ、この段階では何も知らない。

カメラの機能も原理も絞りもシャッタースピードもISO感度も何もかも。

 

それでも、教えてもらった通りにやってみたら出来ちゃった。しかもすごく素敵に撮れちゃった。

そこで人生最大の勘違いをしてしまうのです。

 

「外出できない高齢者の元へ出張してメイクして写真を撮ってあげたい」

 

 

「アタシ!カメラマンになります!」

ストロボ3個セットとメイク道具を持って何も知らずに意気揚々の当時のワタシ・・・。

  

12年働いた職場を退職してしまうのですが、自分が何も知らないことも知らないので、怖くないのです。

無知って最強です!

 

そこからは大変でした。当たり前だけど(笑)

 

誰かに教えてもらおうと思ったけれど

要介護高齢者のメイクつきの出張撮影サービスを専門にやっている人がいない。

 

撮影方法も料金もシステム参考にできる人がいないのです、、、。

毎日、毎日練習の日々でした。いいなと思った写真を片っ端から再現してみようとします。

被写体がいないので自分をモデルに夜な夜な練習です。

基礎を知らないので当然、上手く撮れるわけもなく。自分の知識のなさを認識することになるのです。

カメラロールには恐ろしいほどの自分の写真が溜まります。

 

おばあちゃんの顔を作ってどういうライティングが一番シミやシワや顔の歪みが誤魔化せるのかとか、思いつくことを片っ端からやってました。独学の効率の悪い作業です。

それはもう、出来上がった写真は悲惨なもんです。

そもそも、写真を撮ったはいいがレタッチはもちろん、印刷の方法、納品の方法、代金の授受、営業の方法、何もかも全くわからないことに始めてから気づくのです。

 

そりゃそうです。

普通の主婦からファーストフードでのアルバイトと介護のお仕事しか知らないのですから。

営業はYouTubeで「名刺の渡し方」から勉強です。

営業に行っても何の実績もないので、鼻で笑われて終わりです。

写真の編集もRGB?CMYK?画像解像度??「写真ってどうやって保存しておくの??」

今思い返しても、そんな状態で仕事を始めてしまう自分が恐ろしいです。

 

諦めるという選択も、立ち止まるという選択も思い浮かばず

ひたすら、経験と失敗と勉強を繰り返し。

  

  

今、こうしてカメラマンとして生活出来るようになりました。

「外出できない高齢者の元へ出張してメイクして写真を撮ってあげたい」

という夢が叶いました。

 

ありがたいことに

大きな企業と業務提携させていただいていたり、出版社の撮影やライターのお仕事させていただいたり、新聞にコラム書いたり、フォトコンテストの審査員させていただいたり、大学で講演させていただいたりと。。。

カメラを始めた当初からは想像もできないような、の日常を送れるようになりました。

 

でもやっぱり

私は、普通のおばさんです。頭も良くないです。運動神経は悪いです。センスもない。お金もない。

強いて言えば、人より単純です。

崖っぷちで、やるしかなかっただけです。

でも、なんとかなるもんです。ホント

 

私は、カメラという武器を持ったことで人生が大きく変わりました。

ワッハッハッハ

今までの経験に写真をプラスしたことで、お仕事の幅が広がりました。

やりたかった高齢者にメイクをするお仕事が出来ました。

 

撮影した写真を見て嬉し泣きしてくれる。

 

写真撮影ができると世界広がります。

私は自信を持って

楽しく幸せを感じられる仕事です!

と言えます。

 

素晴らしい仕事だから

沢山の人にやってもらいたいと思ったのです。

そのために

私が苦労したこと、乗り越えたことを伝えたいと思ったのです。

こんな危険な道を歩まなくても済むように(笑)

私にしか伝えられない講座をやろうと決めたのでした。

 

誰かを幸せにすることに幸せを感じてくれるそんな仲間が増えたらいいなと。

この素敵なお仕事が、もっともっと広がってくれたらいいなと心から願っています。

  

  

とても嬉しいことに、通うのは難しいけど講座を受講したいとのお声もいただき

今年は4月からオンライン講座も追加して内容をリニューアルすることになりました。

なんとか日程を決めることが出来たので概要だけ先に告知させていただきます。

今月中に講座の詳細な内容や費用などホームページに詳細はアップする予定です。

頭の片隅にでも置いておいてもらえたら嬉しいです。