ソーシャルビューティフォト メイクから撮影までをすべてトータルで行います

2022年も終わりを告げようとしています。

自分自身も歳を重ね、体の変化も感じます。

なんとなく過ごしてしまう1日を勿体無いと思える年齢になってきました。

 

彼女と出会ったのは2019年の夏でした。

 

所属している写真塾に彼女はやってきました。

講座の後の打ち上げにも参加したのですがそれきり参加することはありませんでした。

彼女と会話したのもその1度きりでした。

 

翌年の夏、彼女からLINEが届きました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

山田真由美さま

◯◯です。

中略〜 娘の受験と私の体調の様子で長く休むことになってしまった際にも「戻りにくければ、いつでも連絡くださいね。」と優しい言葉をかけていただきました。感謝しています。

春になり受験も終わったのですが私の体があまり良くありません。

余命宣告を以前受けたとき、あと2年から5年と言われました。そこから人生楽しまなきゃと、カメラと出会ったり、ダンスやブラスバンド、大好きなシンガーソングライターのライブへとどれも楽しんできました。

今年に入り肝臓への転移が見つかりました。余命1ヶ月となりました。

〜中略〜

12年前の乳がんの再発と転移でホルモン薬で過ごしていた私が、キミちゃんの鼻に五円玉をくくりつけたどじょうすくいの写真が紙面から除いていた時、ふっと笑ったことでかなり救われて、昨年、遊美塾に参加させていただくことになりました。感謝をお伝えして辞めようと思いました。

〜中略〜

1度だけ参加できた打ち上げ、その後のカラオケ、キティちゃんの被り物を被ったり、歌手の方の歌が聞けたり、写真を撮影したり楽しめることまだまだ色々あるんだなあと思えた良い思い出です。短かったですが本当にありがとうございました。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

彼女がそんな状態であったとはこの時初めて知りました。

 

打ち上げの時のスマホの写真を探しました。

たった一枚だけ彼女の写真がありました。

キティちゃんの被り物を被り、満面笑顔でスマホカメラを見ていました。

「キミちゃん(西本喜美子さん)に会いたい」

そう話していました。

   

夢を叶えたい

そう思いました。

まだ写真の加工も習い始めたばかりで上手にはできなかったけれど

たった1枚しかない彼女が写っている写真

キミちゃんと、一緒に楽しんでいるかのようにしたかった。

  

  

友人の似顔絵師に事情を説明して

彼女がクスッと笑ってしまったというキミちゃんの「どじょうすくい」

彼女も一緒にイラストしてもらいました。

 

イラストも、写真の加工も

現実ではないけれど

でも、ほんの少しでも夢が叶ったような気持ちになれるんじゃないかと。

 

 

「コロナが落ち着いて、暖かくなったら

メイクして写真撮影しましょう。」

という約束は果たせませんでした。

彼女と再び会うことも叶いませんでした。

 

 

 

あれから2年が過ぎようとしています。

たった1回しか会うことのできなかった相手でも

 

 

命を救うことはできないけど。

自分にできることが増えたら

人のためにできることが増える。

 

仲間がいたら

人のためにできることが増える。

 

写真も、加工技術も上手になれば

人のためにできることが増える。

 

 

今、こうして健康で仕事ができて

誰かのために働けているということ以上に幸せなことがあるのかと

そんな風に思うのでした。

  

  

この年末、

ふとした拍子に、彼女とのLINEのやり取りが出てきたのは

この当たり前に過ごしている日常が

決して当たり前ではないということ

1日、1日を大切に悔い無く過ごすようにと言われているような気がするのでした。

  

そして本人は全く意識せず過ごしているのに

人を勇気づけたり、救ったりしている

キミちゃんって本当にすごいと思うのです。

長生きしてね。