ソーシャルビューティフォト メイクから撮影までをすべてトータルで行います

ブログを書きながら少しづつ過去を掘り起こして行って、方向性を間違えないようにしていきたいなと思う今日この頃です。

私は思い立つとあまり考えないでとりあえずやってみようと思ってしまう性格なのですが、介護のお仕事を始めたのも、美容師の免許を取ったのも写真を始めたのも必然だと感じています。

故に、何を世の中に残すために私はこの経験をしてきたのかをいつも自問自答しています。(真面目かっwww)

いろんなところでお話ししているのですが、高齢者にとって美容が本当に良い効果をもたらすと気がついたのは認知症のおばあちゃんにネイルをしたのがきっかけです。

でも、だからと言ってその理由だけで150万くらいかかる美容学校に、介護施設で働きながら、しかも40歳で通おうとは思わなかったです。

当時、私は同じ職場の仲間と施設のご利用者にメイクをしたり、ネイルをしたり空いた時間で行っていました。

ご利用者はものすごーく喜んではくれるものの、周りのスタッフにとっては遊んでいるように見えてしまうのです。

どうしたらわかってもらえるのか悩んでいる時期でもありました。

そしてほぼ時を同時にして、乳がんで入院していた友人が職場復帰して来たのです。

抗癌剤の影響で髪は抜け落ちていたのでウィッグをつけての出社でした。

彼女とのたわいもない会話の中で彼女が言いました。

「髪の毛が生え揃うまで恥ずかしくて、美容院に行かれない」

その言葉で私の中のスイッチが入ってしまいました。

「そうか!美容師の資格を取ればそういう悩みのある人の髪の毛を綺麗にしてあげられるのか!」

そう思い立つと、どんどん視界が開けて来ました。

美容師の資格があれば、何かを提案した時に説得力が増すはず!

美容師の資格があれば、ご利用者さんも安心してくれるはず!

本気の姿を見てもらわなければ人はついて来てくれない!

その日のうちに、ネットで仕事をしながらでも通えそうな美容学校を探しました。そして一番条件にぴったりの美容学校が、一番自宅から近くのところでした。

単純な私はそこでも運命を感じてしまい、誰に相談するでもなく申し込みをしてしまいました。

家族には後日報告

「自分のお給料でなんとかするし、家事も手を抜かないからお願いします!」と

「趣味にしては高すぎるし、資格としては実用性がない。」と反対されましたが、言い出したら聞かないので結果容認してもらいました(笑)

結果的に私は美容師としてはお仕事はしていないのですが、私のやりたかった訪問美容師さん達と出会うことができるようになりました。

訪問美容師さんは素晴らしお仕事なんですよ。

しかも普通の人よりも技術も知識も必要なんです。体が傾いている人、うまくコミュニケーションが取れない人に喜んで貰わないといけないから。

だけど、仕事としては厳しいのです。1日に回れる件数に限りがあるから、しかも価格も本来ならば通常より高くしても良いはずなのに「介護」とか「福祉」とかいう名のもとに介護負担外サービスなのに安い設定になってしまうんです。

超高齢社会でなくてはならないお仕事のひとつだと思います。

高齢者の美容はボランティアみたいな風潮をぶち壊したいと思う私でした。

また、スタートと着地点がずれてしまいました(笑)